訳の保存、改訂、コンパイル
保存
作業の保存は、File > 保存もしくはCtrl+Sで可能です。
この保存では訳文をドキュメント(完成品)としてでなく「中間ファイル」として/omegat/project_save.tmxに保存します。
改訂
訳の改訂、見直しを行うためにはEnterキーでセグメントを切り替えながら原文と訳文を比較してください。他の翻訳メモリアプリケーションを使っている方には馴染みある方法かと思います。
コンパイル
専門用語で驚かないでください。
OmegaTでの翻訳中、訳文は原文を置き換えているのではなく別のファイルに保存されています。ここでの「コンパイル」とは訳文ファイルで原文のセグメントを置き換える作業を指します。同時に再利用可能な形での翻訳メモリファイルも作られます。作業の途中でも、何度でもコンパイルを行うことが可能です=全て完了させるまで待つ必要はありません。
最悪の事態を避けよう
- /omegat/project_save.tmxは定期的にバックアップしましょう。例えば、/omegat/project_save.tmx-01や/omegat/project_save.tmx-04-05-04のように番号や日付をつけて管理しましょう。別のメディアに保存しておくことも大切です。フォーマット済みテキスト(StarOffice/OpenOffice.org, XHTML, HTML) を扱う際にはproject_save.tmxファイルは元ファイルより小さくなっているはずです。
- OmegaTに慣れるまでは、頻繁にコンパイルを行って結果ファイルをチェックしてください。
- 翻訳作業の途中で/sourceディレクトリの中身に変更を加える際には特に注意してください。段落途中の不適切な切れ目などを修正した後に、OmegaTが新しいセグメントの翻訳済みテキストを見つけられない場合があります。ソースファイルに変更を加える前には必ずソースファイルやプロジェクト全体をバックアップするように心がけてください。
- ひとつのプロジェクトが開かれた状態で新しいプロジェクトの作成したり他プロジェクトを開こうとしたりしないでください。開いているプロジェクトを閉じて、必要ならアプリケーションを再起動してから違うプロジェクトを開きましょう。